アジア人としての自覚



           「 アジア人としての自覚 」 





あなたは「なに人」ですか?



ほとんどの方が日本人ですよね。



帰属意識は日本にある人がほとんどなわけです。

また、住んでいる地域に強い帰属意識を持つ人もいるかも
しれません。




しかし、私たちは日本人である前にアジア人でもあります。

まだ、ピンと来ない人もいるかもしれませんが、これからは




アジアに帰属意識を持ち、国を越えて連帯感を持つ人が多くなる
と思います。


誇りを持って「私はアジア人だ」と自覚する人が特に若い人から
出始めるでしょう。




最近は韓国ブームです。韓国ドラマ・映画を見る人がかなり増えて
いますし、書店に行くと韓国に関する雑誌が以前よりもたくさん
置かれています。


中国でも「韓流」と呼ばれて韓国文化がブームになり、韓国に
あこがれる人が増えています。


逆に日本文化が韓国では開放されてきましたし、以前からアジア
では日本のアイドル、アーチスト、アニメなどがかなり人気が
あります。


タイに行ったときに、タイ人と「ジャニーズ」や「ドラえもん」
「仮面ライダー」「ドラゴンボール」の話で盛り上がったときが
ありました。かなり変な気持ちがしたものです。(笑)




このように大衆文化が国を越えて交流していますし、その他の
分野でも交流がもっと深まるでしょう。


日本人が「韓国のあのアーチストいいよね。」

中国人が「日本のあの人かっこいいよね。」

タイ人が「韓国のあのドラマいいよ。」


こんな会話がもうすでにされていますし、これからももっと
増えます。



そうなると、一体感が出てきます。若い世代は国をそれほど意識
しなくなります。私たちは隣り合っている兄弟だと気付き始めます。



人類、数十万年の歴史からしたら中国大陸から日本に人が
渡りはじめたのが、数万年のことです。国を築きはじめた
のが、たかが数千年のことです。


私たちの日本は単一国家・単一民族と思っている人が多い
ですが、北のアラスカ・シベリア方面からやってきた人々、
南の東南アジア方面からやってきた人々、中国大陸から
やってきた人々の混血です。



根本をたどれば、私たちは一つということです。



国というのは私たちが作り上げてしまった幻想なのかも
しれません。



アジアは一つです。



それに気付きはじめると、国と国は近づきます。人々は協力し
始めます。より一体感を持ち始めます。



これは理想論かもしれません。



でも、芸術の分野、各分野のトップの多くの人々が気付き
始めています。これからも、さらにもっと多くの人が気付き
始めるでしょう。




想像して見てください。


あなたは「なに人」ですか?と聞かれて



私は「日本人であり、アジアンです。」と意識する人が
増えてくるわけです。



なにかワクワクしませんか?






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